佐賀で行われる一大イベントの1つといえる、「有田陶器市」。GWの時期に開催されるものが有名ですが、「秋の有田陶磁器市」も、もちろん外せない!春ほどの規模ではないものの、参加店は137店舗とたくさん。今年は11月20日から24日までの5日間、開催されました。通り沿いに並ぶお得な器は見て歩くだけでも楽しい♪
春と異なり、歩行者天国ではないため車の行き来があります。隙間なく並ぶお店はどれも風情があって、歴史とレトロ感が楽しめます。「有田駅前やきもの散歩道」付近が1番密集しているかと思いますが、今回は「皿山商店会」エリアを中心に散策。
店内のほか、駐車場スペースや歩道ギリギリの場所にも器の数々が。今回は「報恩寺」横の駐車場を利用しました。各所に臨時駐車場が設けられていますが、中心部はすでに満車。それでも、春と比べるとすんなり駐車できました。
染付、赤絵など上品な「香蘭社スタイル」で知られる香蘭社では、本店ショールーム会場の屋外特設会場にて、ミニ陶器市が開催されていました。別の会場では、佐賀市にある老舗欧風レストラン「白山文雅」のカレーを自社の器で提供するレストランブースもありました。
筆者はスタイリッシュなものより、厚手で古典的な絵柄の器が好み。伊万里焼や有田焼は、和食と合わせたくなる和モダンな器揃いで食卓で使うイメージもしやすい♪
「錦水堂 前田陶器」にて、花器と箸置きを購入しました。一輪挿しにちょうど良さそうな小ぶりな陶器を花器を探していたので、びびっときました♪
儚げな花が描かれた、渋めのデザインと壺のようなフォルムに惹かれました。お値段は1,000円というお安さ!箸置きは子どもがチョイスした魚のかたちを2つ。日常使いできるものから装飾用のものまで、幅広く揃っていました。気さくな市場のような雰囲気も良かった。
お店によってメインどころのかたち、種類を謳っているところもあり、「窯元はよくわからないけど行ってみたい」という方にもわかりやすく、入りやすい雰囲気がつくられていました。
「有田館 有田観光協会」近くのキッチンカーが集まる広場で軽食をつまみ、そのまま通りを行ったり来たり、散策しました。陶器のタンブラーも探していましたが、好みのタイプと出会えなかったのでまた次の春に。そのほか、陶器のハンドソープ容器なども惹かれました。
とはいえこの先も何回も行くであろう、陶磁器市。焦って買わず、その年のライフスタイルに合わせて器探しを楽しんでいきたいなぁと思います。早朝から出かけずとも駐車場に停められるし、混雑度も春の半分ほど。意外と穴場で初めて行く方にもおすすめしたい「秋の有田陶磁器市」でした♪
【秋の有田陶磁器まつり】
開催時期:11月20日(木)~11月24日(月)
会場:有田町内各所
   佐賀県西松浦郡有田町~