清里高原で史上初の喫茶店として、1971年に開業した『ROCK』。
「萌木の村」はここを起点にスタートしたそうです。

アニメ「mono」(第5話)にも登場したことで知られています。
萌木の村内にあるホテルに宿泊した私は、早朝の静かな『ROCK』の様子を見ることができましたが、ここは開店前から長蛇の列ができる超人気レストラン。
広々とした店内は、開店と同時にあっという間に満席になってしまいます。

ただしホテルの宿泊者には「ROCK優待」の特典があり、スタッフに提示すると並ばずに席へ案内して貰えます。
これを使わない手はありませんね。
さて、注文したのは看板メニューの「ROCKビーフカレー」。
「萌木の村」内でケーキを食べようと計画していた私は、ハーフ(¥1,290)をチョイスしました。

開店当初の『ROCK』は、トラックの運転手がドライブインとして利用することが多く、運転手たちのリクエストによって誕生したのがこのビーフカレーです。

深く濃厚なカレーは野菜と肉が完璧に溶け込むまで煮込み、寝かせることで完成。
時間と労力を費やしたカレーはやみつきになる美味しさでした。
トッピングのレーズンバターもいいアクセントだし、サラダのドレッシングもROCKオリジナルのもの。

歴史と愛情の深さを感じる、贅沢なワンプレートでした。
ゆずソーダでスッキリ爽快。
ふと振り向くと、カウンターの屋根の上にドラムセットとエレキギターが!
なるほど、確かにROCKなレストランです。
今回はソフトドリンクのみにしましたが、『ROCK』はクラフトビールでも有名。

1997年『ROCK』にブルワリーが併設され、クラフトビール「タッチダウン」が完成しました。
八ヶ岳の名水を使い、ジャーマンスタイルによって生み出された「タッチダウン」は好評を博し、「World Beer Awards」にて世界最高賞を繰り返し受賞しているそうです。

あぁ・・・飲んでおけば良かった!

2016年、『ROCK』は火災により全焼。レストランだけでなく、地下の醸造施設も被害に見舞われました。
しかし多くの人々の支えとスタッフの方々のガッツにより、一年足らずで見事な復興を遂げ、現在に至ります。
口に入れた瞬間、心を込めて作ったことが伝わってくるカレー。
あのカレーの味を思い出し、『ROCK』に携わる全ての人々に思いを巡らせながら当記事をしたためました。
困難を乗り越えた『ROCK』が、これからも多くの人に愛されるお店でありますように。