秋晴れの週末、しいのき緑地で開催された「KANAZAWAおいしいフェスタ」に行ってきました。金沢の“おいしい”が一堂に会するこのイベントは、地元食材を使った創作料理や郷土料理、伝統和菓子、地酒などのブースが立ち並ぶ、まさに“食の祭典”。会場は家族連れや観光客でにぎわい、どのブースからもおいしそうな香りが漂っていました。
このイベントは、金沢市と金沢食文化月間・食の祭典実行委員会が主催し、「金沢のおいしいをめしあがれ。」をテーマに毎年秋に開催される恒例行事。
しいのき緑地の飲食ブースをはじめ、金沢市役所や近江町ふれあい館ではワークショップ、しいのき迎賓館ではフォーラムも開かれ、加賀野菜や金沢の食文化を多角的に体感できる内容になっています。
しいのき緑地の飲食ブースをはじめ、金沢市役所や近江町ふれあい館ではワークショップ、しいのき迎賓館ではフォーラムも開かれ、加賀野菜や金沢の食文化を多角的に体感できる内容になっています。
今回、私が注目したのは“なすそうめん”の食べ比べ。
伝統の味を守る「酒と食遊人 みなと」さんと、創作の新風を吹き込む「底曳き割烹 もんぜん」さんの2店がそれぞれ個性的な一杯を提供していました。
伝統の味を守る「酒と食遊人 みなと」さんと、創作の新風を吹き込む「底曳き割烹 もんぜん」さんの2店がそれぞれ個性的な一杯を提供していました。
まずは「みなと風なすそうめん」。冷たい和風だしに、しっかり味のしみたなすがのった王道の味。トッピングはお好みでできたので、そぼろとねぎを生姜を入れました。つゆの香りがやさしく、トッピングを混ぜるたびに旨味が広がります。秋だけと少し暑い日だったので、冷たいなすそうめんはぴったりでした。
一方、「もんぜん」さんの“ポタージュ仕立て茄子ソーメン”は驚きの新感覚。
なすをポタージュ状に仕立て、そうめんに絡めていただくという創作系メニューです。まろやかでとろみのある口当たりに、なすの甘みと香ばしさが溶け合い、冷製スープパスタのような上品さ。
なすをポタージュ状に仕立て、そうめんに絡めていただくという創作系メニューです。まろやかでとろみのある口当たりに、なすの甘みと香ばしさが溶け合い、冷製スープパスタのような上品さ。
どちらも家庭では真似できない、プロの技と発想が光る逸品でした。食べ比べながら、改めて金沢の食文化の奥深さを実感。伝統を大切にしながらも、常に新しい味を生み出す料理人たちの挑戦に心を打たれました。
金沢のおいしい秋を味わう「おいしいフェスタ」、来年も開催される際はぜひチェックしてみてください。












