下鴨神社の摂社「賀茂波爾神社」、通称「赤の宮神社」の境内をご紹介します。
西側にある鳥居から入ると社務所に突き当たります。その奥、北側に建っているのが本殿です。
創建時期は不明ですが、平安時代にはすでに存在していた神社のようです。

神紋は下鴨神社と同じ二葉葵の葉。ちょっとわかりづらいかもしれませんが、屋根の中央にも二葉葵がかたどられています。二葉葵は、下の提灯にあるような紋様です。
また賀茂波爾神社は、波爾井と呼ばれる水が湧くことでも知られています。

この辺りは鴨社の神領地だったため、波爾井の水はお供えに用いられ、「波璽御神水」「御薬水」などと呼ばれて大切にされてきたのだそう。現在も、お水を汲みに来る人の姿を多く見かけます。
下鴨神社からは東側に川を渡った場所にあり、少し離れていますが、合わせてお参りすればきっと歴史を深く感じられることでしょう。

賀茂波爾神社(赤の宮神社)の情報
京都市左京区高野上竹屋町36