京都市左京区の高野と呼ばれる地域には、下鴨神社の境外摂社「賀茂波爾(かもはに)神社」があります。

地元では「赤の宮神社」とか「赤の宮さん」の名前で親しまれている神社です。
ご祭神は波爾安日子神(はにやすひこがみ)と波爾安日女神(はにやすひめのかみ)で、いずれも大地を司る神様。

このエリアに流れる鴨川の支流が高野川です。昔は埴川(はにかわ)とも呼ばれ、土器を作る粘土(赤土、埴土)が採れていたのだそう。赤の宮にしろ賀茂波爾という社名にしろ、そこから来ているようですね。
下鴨神社の葵祭に先立って行われる御蔭祭では、下鴨神社の神様の荒魂がここに立ち寄るとされ、路次祭(ろじさい)と呼ばれるお祭りが行われます。
地域の子どもたちも楽しみにしているお祭りです。

境内の様子についても、また別の記事でご紹介したいと思います。

賀茂波爾神社(赤の宮神社)の情報
京都市左京区高野上竹屋町36