兵庫県赤穂郡にある「上郡町郷土資料館」の常設展示室では、縄文時代から戦国時代までの考古資料と、江戸時代から昭和期までの民俗資料を通じて、上郡町の歴史と暮らしを五感で体感できます。
常設展示室は入り口を入って正面の階段を上がり2階へ。
2階へ上がった左側にあります。ちなみに右側は特別展示室になっていて、現在11月30日まで「日本の博覧会と大鳥圭介」を開催中。
常設展示室を入るとまず、「考古資料館」があり、上郡町内で発掘された遺物を5つのテーマで展示しています
縄文〜弥生時代の土器や石器や、古墳時代の埋葬品や装飾品、奈良〜平安時代の文物や国指定史跡からの出土品などの展示。
特に「亀形硯」は国内最大級の珍品です。
南北朝〜戦国時代の武具や生活用品など、 山野里宿遺跡から出土した「風炉」は近畿圏最大級の全形資料だそう。
そして考古資料館の隣に続くのが、「民俗資料館」です。
ここでは、江戸時代から高度経済成長期までの生活様式を4つのブースで再現しています。
なかでも私が面白かったのは、時代ごとの茶の間の風景。
江戸時代からはじまり、
明治・大正時代
昭和初期
高度成長期
地元企業「柴田工業製品」の農機具展示もあります。
また、常設展示室前には大鳥圭介の紹介パネルが設置されており、彼の功績を学べます。
そして廊下にもぎっしり展示が。
上郡町ゆかりの70人の功績や町内の指定文化財パネルも展示され、地域の誇りを感じられる展示です。

歴史を学ぶ上で、子どもの学習にもいい場所だと思いました。