毎春、佐賀市大和町で開催される「川上峡春まつり」。今年で48回目を迎え、例年通り約300匹の鯉のぼりが悠々と泳ぐ姿を拝むことができました。鯉のぼりの展示は5月10日まででしたが、ちょうどその期間に御祈願で「與止日女神社」に行ってきました。
川上峡に面するこちらの神社では、鯉のぼりの景色を真横と真下から楽しめるほか、観光屋形船「よどひめ号」の発着点となっており、この時期は特に賑わいを見せます。創建564年と歴史ある神社で、神功皇后の妹である與止日女命(よどひめのまこと)が祭神とされていて、竜宮城の乙姫様である「豊玉姫様」であるとも一説で唱えられているそうです。
名勝「川上峡」に面していることも踏まえ、“水・川・海の守護神”とも言われているほか、子宝のパワースポットとしても親しまれています。
赤い「官人橋」をバックに空を泳ぐ鯉のぼりたちは、各家庭で飾られていた思い出もともに背負っています。1つ1つ柄や大きさも違い、見ていて飽きない鮮やかさ。さて、鯉のぼりに見惚れつつ、御祈願へ。基本1組ずつの案内で、事前予約が必要です。
事務所で受付をして、そのまま本殿内へ。階段が少し急で、建物全体、装飾は最低限で歴史を感じる造りです。夏は風鈴が飾られるのも楽しみの1つ。
中に入ると、カラフルな旗と、これまた細部まで凝った拝殿天井絵馬が。
祭神「與止日女命」に関連がある「山幸彦海幸彦縁起絵巻」と、境内社にちなんだ「菅原道真公絵巻」の2つの巻が描かれています。計250枚!老朽化に伴い、10年ほど前に市内在住の方が書き直したそうで色も鮮やか。
まわりを囲うように並ぶのは、平安時代の和歌の達人36人の人物画「三十六歌仙絵札額」。それぞれの代表的な歌が1首ずつ書き込まれています。こちらも2015年に書き直しが施されました。天井絵馬と並び迫力たっぷり!御祈願はこれらの絵馬と人物画に見守られながら、心地よく吹き込む風に包まれて無事に執り行うことができました。












