京都市中京区、四条烏丸から少し北へ歩き、錦小路を西へ数分。
狭い路地の奥にある「吉薫堂(きっくんどう)」という京町家で開催されたのが「小説家の本棚市」です。
「小説家の本棚市」は、第一線で活躍する小説家さんたちが愛読し、各作品にも影響を与えたであろうという貴重な蔵書を、ときに小説家さんたちが直接販売するという読書好きにとても人気のあるイベントです。
私と同じく読書好きの娘に誘われて、今回初めて参加しました。
娘のお目当ては寺地はるなさんの本棚。
私も寺地さんの作品が好きで、それに京都を舞台にした作品を数々執筆されている望月麻衣さんやホッコリ素適な作品にいつも癒されている青山美智子さんの蔵書も出品されるということでとても楽しみでした。
道しるべがないと気付かないような路地の一番奥に吉薫堂はありました。
町家をリノベーションしたサロンで、すっきりとした内装の中にもふすまの裏地が切り絵模様になるなど、とても風情のある室内でした。
6畳ほどのスペースに結構な人がいらっしゃって、皆さん本を探したり、作家さんとお話ししたりされています。
東京方面からわざわざ来られたという人もいるくらいの人気ぶり。
みなさん目をキラキラさせて本を選んでいらっしゃいました。
この日は寺地はるなさんがお見えになると聞いていなかったのですが、なんとその場にいらっしゃって…。
大ファンの娘は緊張しまくり、でもしっかりとサインをいただいて、本も購入。
幸せなひとときでした。
ちなみに私のチョイスは、寺地はるなさんの蔵書・横溝正史さんの「黒猫亭事件」
おどろおどろしいミステリーなのに、カバーはとてもおしゃれで、久しぶりに金田一耕助に会いたくなったのです。
風情ある町家で、大好きな作品を執筆されている作家さんに直接会える素敵な経験、このイベントは、京都だけでなく各地で開催されているそうなので、読書好きさんはぜひチェックしてみてください!
会場となった「京町家サロン吉薫堂」も素敵な場所で、いろいろなイベントをされているそうです。
重要文化財に指定されるような大袈裟な町家ではなく、こじんまりとしたまさに庶民が住んでいたであろう町家というところが魅力的!
京都の暮らしに触れたいという方にもおすすめのスポットです