宗像(むなかた)神社は京都御苑の南西に位置する神社で、延暦14年(795)に桓武天皇の勅命により藤原冬嗣(ふゆつぐ)が皇居鎮護の神として、宗像大神を勧請し、創建しました。
神社のある地は、清和天皇降誕の地と伝わるほか、花山天皇の御代には内裏を一時的に移し、花山院殿と称されたこともある場所です。
御祭神は、
  • 多紀理比売命(たぎりひめのみこと)
  • 多岐都比売命(たぎつひめのみこと)
  • 市岐島比売命(いちきしまひめのみこと)
の「宗像大神(むなかたおおかみ」で、人の道や文化・芸能・交通・産業の道の安全と繁栄を守護する神様として知られています。
京都御苑にある神社の中では比較的広い境内で、本殿の脇には「繁栄稲荷社」や少将井社、金毘羅宮などの摂末社が並んでいました。
参道の途中には、花山院家の守護神としてお祀りされたと伝わる花山稲荷社や昭和43年(1968)に京都市内の観光関係者が、観光客の安全息災と業界の繁栄を祈願して猿田彦大神をお祀りした観光神社があります。
花山稲荷社の右に見える大木は樹齢600年といわれる御神木で、京都御苑最長老の楠です。
境内には御所紫宸殿前にある左近の桜を植え替えた際に移植された元左近の桜があり、地元では桜の隠れた名所として知られています。
宗像神社の少し北には出水の糸桜、御苑の北西には近衛邸跡のしだれ桜があります。
御苑の梅や桃を見ながら、桜を待つ…
贅沢な季節が始まりました!