紹介とかではなく、文字だけになっています。ご了承下さい。今の自分の気持ちを書きました。最後まで読んで頂けると幸いです!

私は現在、介護施設でアルバイトをしています。最初はこの仕事に興味もなく、自分には向いていないと思っていました。しかし、実際に働いてみることで、介護の現場に対する印象は大きく変わりました。

 介護の仕事に関心を持ったきっかけは、高校の家庭科の授業で見た、介護施設の現実を描いたアニメでした。そのアニメでは、「3階に連れて行かれたら終わり」といった表現があり、喋れなくなったり、介助が必要になった高齢者が適切に扱われず、差別的に扱われる様子が描かれていました。それを見て、「介護って怖い」「自分には絶対に向いていない」と思ったのを覚えています。

 しかし、その後参加した介護ボランティアをきっかけに、実際の現場に興味を持ち、アルバイトを始めることになりました。初めて出勤した日は、「本当にアニメのような差別的な扱いがあるのではないか」と不安もありました。けれども実際の施設は清潔で明るく、入居者の方々も穏やかに過ごしておられ、職員の方々も優しく丁寧に接していました。食事も3食しっかり提供され、食べ物の制限もなく、一人ひとりの尊厳が守られていると感じました。

 仕事を通して、私は次第に入居者の方々と関わることに喜びを感じるようになりました。笑顔で「ありがとう」と言われるたびに、この仕事の意味とやりがいを実感しています。確かに介護の現場は人手不足で、大変なことも多いです。しかし「老人だから何もできない」と決めつけるのではなく、高齢者の可能性や人間らしさを尊重することの大切さに気づきました。

 この経験から私は、介護施設は単に「介助する場所」ではなく、人と人が支え合い、安心して暮らせる素晴らしい場所だと考えるようになりました。そして今後は、福祉の道に進み、より多くの人に「介護=ネガティブなもの」ではないということを伝えていきたいと考えています。