兵庫県赤穂市加里屋、JR播州赤穂駅の南口から徒歩約6分のところにある、からくり時計「義士あんどん」。
駅から赤穂城跡や大石神社を目指す駅前通り、お城通りの1本道。みなと銀行とみなと銀行駐車場の間に建てられた時計です。
この時計、午前9:00~午後8:00の毎正時になると時計部分の下の観音扉が開くしくみ。
側面には赤穂義士の姿が描かれています。
私が訪れたのは午前10時。
扉が開いて何が始まるかといえば、赤穂義士物語のダイジェスト場面をからくり人形が演じる様子が見られます。
松の廊下での吉良上野介と浅野内匠頭の事件からはじまり、
即日切腹を申し付けられた殿のことを赤穂まで知らせる早かごの場面。
そして討ち入りを果たして、本懐を遂げた様子。
時間にすると5分程度ですが、毎度時間になると繰り広げられるからくり行燈に観光客が立ち止まります。
周辺も奇麗に整備された息継ぎ広場という名の場所に建つこの「からくりあんどん」。名前の通り、横には「息継ぎ井戸」もあり、赤穂城跡や大石神社に向かう途中でミニ歴史探検の散歩ができますよ。