蹴上浄水場は明治時代、日本初の急速ろ過式浄水場として造られた施設です。

つつじの時期には近くまで行けますが、ふだんは公開されていないため、蹴上インクライン側から眺めました。
公開時には、約4600本もあるつつじのほか、浄水の工程も見学できるそうです。

上の写真の、横に長い建物が浄水場の本館です。水需要の増加に伴い、建設当初に比べて給水力は大きく更新されているそう。
建築は京大工学部の教授で、戦後のモダニズム建築を追求した増田友也氏。哲学的思考に基づいた建築論を展開したことで知られる建築家です。

インクラインを下へ向かって歩きながら眺めました。

周囲には、レンガ造りの洋館風の建物も。

インクラインから出て、道路沿いから見た浄水場の様子。緑に囲まれています。
公開されるのは毎年ゴールデンウィークの頃。タイミングが合えばいつか見学してみたいです。
蹴上浄水場の情報
京都市東山区粟田口華頂町3