宇治上神社は、国宝に指定されている現存する日本最古の神社建築である本殿とまるで平安貴族の邸宅のような優雅な拝殿があり、ユネスコの世界文化遺産に登録されている神社です。
世界文化遺産登録の遺構の中で最も小さい敷地面積であることでも知られ、一周するのに10分とかからない境内ですが、境内はとても清々しく神々しい空気が満ちています。
私が宇治上神社へお参りしたのは今回で2回目、いずれも新緑の美しい初夏でした。
ほかの時期にはまだ訪れていませんが、新緑の時期の宇治上神社が最も美しいと思っています。
参道の入口では朱色の鳥居と青々と輝くように美しい新緑のコントラスト、それに篆書風に「宇治上神社」と刻まれた石柱が見事な景色を作っています。
その向こうに見える参道も清々しい緑で、どこかの庵のような素敵な正門は風情がありすぎです。
境内に入ると正面には優雅な姿の拝殿、その前には清め砂。
清め砂は授与所で購入でき、玄関先などに置くと災難や厄を防いでくれるとされています。
拝殿の右手には宇治七名水として現存する唯一「桐原水(きりはらみず)が湧き出ている手水舎があります。
手水舎の中は薄暗くて何となくひんやりしていました。
拝殿の背後にあるのが、国宝の本殿。
一般の神社で見かける建物とは少し雰囲気が異なります。
何にも飾りが無くてシンプルですが、神秘的で歴史の重さを感じました。
本殿は、御祭神(菟道稚郎子・応神天皇・仁徳天皇)をお祀りしている3つの小さな社を1つの覆屋で囲うという珍しい作りで、内部は正面の格子越しに見ることが出来ました。
本殿の左右には春日社や住吉社・稲荷社などの摂末社もあり、苔むした風情のあるお社でした。
宇治上神社は、昔はすぐ近くにある宇治神社と二社一体で「宇治離宮明神」と称して、藤原頼通が平等院を造営したときには鎮守社としたそうですが、明治以降に2社に分かれました。
宇治神社と同じく、宇治上神社も兎にちなんだお守りやおみくじがあり、御朱印にも可愛い兎の朱印が押されています。
世界遺産ということで、訪れる人はそれなりにいらっしゃいますが、京都市内の世界遺産に比べれば、とっても静か。
宇治と言えば平等院、ですが宇治川を渡った反対側にある宇治上神社・宇治神社にもぜひ足を延ばしてみてください。












