日本の近世〜近代の浮世絵、絵画、房総ゆかりの作品などを所蔵する『千葉市美術館』。
ユニークな企画展が開催されていると聞き、はるばる神奈川県からやってきました。
・おとぎの国のモードをさがして(2026.6.27〜8.30)
・なぞとき!日本の物語絵(2026.6.27〜8.30)
・幽霊椅子事件(2026.6.20〜10.4)

会期が残りわずかの企画展もありますが、今ならまだ間に合う!
当記事ではその魅力を少しばかりご紹介しますので、ぜひ足を運んでみてください。
『おとぎの国のモードをさがして』

時代や国境を越え、世界中で親しまれてきた「おとぎ話」。
登場するお姫様や魔法使い、妖精たちなどのキャラクターは、特徴的な装いで描かれてきました。

赤ずきんのフードや、シンデレラのガラスの靴、ラプンツェルの三つ編み・・・それらはもはや、キャラクターのシンボル。
その中に見られるモード(流行)を、美術・デザイン・ファッションの視点から考察していくという内容でした。
挿絵や絵本、ドレスなどがズラリと並ぶ展示室。

例えば「シンデレラ」といえば、魔法の力によってドレスアップをするイメージが一般的かと思われますが、”染物屋などが登場し職人の手によって美しく装う”という作品があったり、”着せ替え人形パリコレ版!”とも言える現代的&都会的な作品もあったり。
さて、展示室を進んでいくと物語は西洋から日本へと舞台が映り、もう一つの企画展なぞとき!日本の物語絵』がスタートします。
こちらはワークシートを使って、展示作品と解説の中からヒントを見つけ謎解きをするというアクティビティがあり、クリアするとキラキラシールが貰えます。

竹取物語、源氏物語、平家物語、金太郎、桃太郎・・・日本にもDNA的に受け継がれてきた物語が多くありますが、その深層は知っているようで意外と知らないもの。
浮世絵なども盛りだくさんで、暑さを忘れるようなヒヤッとする怪談絵もあり。
謎解きもなかなかのやりごたえでした。
最後にご紹介するのは体験型アートプロジェクト『幽霊椅子事件』。 
作家・清水裕貴のプロデュースした企画で、美術館の展示室から持ち出されたor逃げ出した椅子について「誰が座った?」「なぜここに置かれた?」とイマジネーションを膨らませていくものとなっています。
ここに座っていたのは、どんな人物なのか・・・
椅子に座りながら、プロファイリングを作ってみましょう!
常設展も含め午前中いっぱい満喫し、気がついたら3時間も経過していました。
館内のカフェでココアを飲んで一服し、
チケットのビジュアルにもなっている赤ずきんちゃん、恥ずかしながら「なんでガッツポーズ?」と思っていました(笑)が、展示品を見てノックをしている姿だと知りました。
そんな勘違いも記念になると思い、ポストカードを購入。
歌川国芳のタオルもゲットし、大満足で帰宅しました。

美術館が大好きな筆者ですが、これほどまでに”能動的に芸術の世界に潜り込んでいける美術館”という意味では、千葉市美術館は唯一無二かもしれません。

展覧会情報、チケット料金、開館時間などは公式HPからご確認ください。