滋賀県大津市坂本本町、比叡山延暦寺の中心・東塔エリアにそびえる「根本中堂(こんぽんちゅうどう)」 は、天台宗の総本堂として1200年以上の歴史を刻む、比叡山の象徴的な建物です。
比叡山を訪れるなら必ず足を運びたい場所であり、その静謐な空気と深い祈りの歴史は、訪れる人の心を自然と整えてくれます。
根本中堂の最大の特徴は、堂内に灯る 「不滅の法灯」。
これは、最澄が比叡山に灯して以来、一度も絶えることなく守り継がれてきた灯火で、天台宗の教えと祈りの象徴とされています。戦乱や火災の時代を経ても、僧侶たちが灯を絶やさぬよう守り続け、今日まで受け継がれてきました。
しかしながら、平成28年(2016年)から「大改修(平成の大修理)」が進行中で、完成予定は2030年ごろの予定。
ただし、参拝は通常どおり可能で、堂内の拝観もできます。
授かりものも通常通り授与できます。
参拝自体ははパネルとなっていますが、不滅の法灯も拝観できるほか、工事期間中だけの特別展示もあり、建物の構造を知る機会にもなりますよ。
カエルマタの技法を間近で見ることができるほか、
屋根の葺き替え、耐震補強、外壁修復など、総本堂としての機能を守るための大規模な改修を慎重に作業が進められている様子、覆屋(おおいや)で外側を覆いながら工事している様を見ることが出来るのは、今だけの貴重な展示。
特にこのカーブの部分が難しいのだとか。
木の上に銅板を張り付けるのですが、近年、その上にも黒い塗料を塗っていたことが判明し、今回の改修ではその工程も上塗りされたそうです。
完成する前に一度改修の様子を見ておくと、さらに興味も深まり、関心が持てそうです。