京都の七福神巡り「六波羅蜜寺」「ゑびす神社」を経て3つ目は寿老神を祀っている「革堂(こうどう)・行願寺(ぎょうがんじ)」です。
京都市中京区、寺町通竹屋町上ルに佇む「革堂」は、千年の歴史をもつ天台宗の古刹で、寺町通の骨董店や古書店が並ぶ一角にあります。

創建は寛弘元年(1004年)。開基の行円上人はもともと狩人で、射止めた雌鹿の腹に子鹿がいたことを知り殺生を悔いて出家した人物。亡き鹿の革を身につけて布教したことから「革上人(かわひじり)」と呼ばれ、その名が寺の通称「革堂」として残っているそうですよ。
本尊は行円上人自作と伝わる千手観音像で、西国三十三所観音霊場の第十九番札所として巡礼者が絶えません。境内には幽霊絵馬の伝説や、江戸期再建の本堂・鐘楼など見どころも多いのもポイント。
「都七福神めぐり」の一社としての寿老神(じゅろうじん)は、長寿・福財のご利益があるといわれています。

鹿を従えた寿老神の姿は、行円上人の鹿との因縁とも重なり、訪れる人々に深い物語性を感じさせる。新春には七福神めぐりの参拝者で特に賑わい、御朱印を求める人の列が続くと聞いて、お正月の方がご利益があるかもしれないけれど、時期をずらしていった方がいいような気もしますね。
アクセスは京阪「神宮丸太町駅」から徒歩約10分、京都市営バス「河原町丸太町」下車すぐと便利。寺町通の散策と合わせて訪れやすく、京都の“町堂”として今も市民に親しまれていますよ。