先日、早朝より伏見稲荷大社へお参りに行ってきました。
今回は千本鳥居のずっと奥にある御膳谷奉拝所(ごぜんだにほうはいしょ)まで、出来ればお山めぐりもしたくて履きなれたスニーカーで水分補給の準備も万端で挑みました。
朝8時前の伏見稲荷大社は参拝されている方はいますが、いつものとんでもない混雑ぶりを考えると気になりません。
鮮やかな朱色の楼門もじっくりと拝見。
本殿も間近でしっかりお参りできます。
本殿裏から千本鳥居へ。
無人というわけにはいきませんが、人込みで通りにくいということは全くありません。
千本鳥居を抜けた先の奥の院も静かです。
願いを込めて持ち上げたとき、思っていたよりも軽く感じれば願い事が叶うとされる「おもかる石」の前にも誰もいません。
奥の院の先にも鳥居を進んでいるとだんだんと空気が変化するようです。
参道わきには、たくさんのお社と鳥居が並んでいて、少し怖さも…。
三ツ辻の手前にある熊鷹社(くまたかしゃ)には、池に向かって手を打ちこだまが返ってきた方向に探し人の手がかりがあるという言い伝えから「谺(こだま)が池」とも呼ばれる新池があります。
曇天の朝のせいか、少し薄暗くてやっぱり怖い。
三ツ辻を超えると急な石段や坂道が続きます。
そろそろ足に疲れが見えてきたころ、やっと四ツ辻へ。
四ツ辻まで到達すると、眼下に京都市街が広がる絶景が楽しめます。
この景色を見てほんの一瞬だけ疲れを忘れました。
四ツ辻からは右回りと左回りのお山めぐりルートがありますが、この時点で脚力の限界を感じていた私は、お山めぐりをあきらめて迷うことなく御膳谷奉拝所が近い左ルートへ。
御膳谷奉拝所の手前にある眼力社は目の衰えを実感している私としては、しっかりとお参りしておくべきお社。
狐の手水鉢も見どころです。
そしてやっと御膳谷奉拝所へ。
こちらでいただいた御朱印のみ墨書きされるが「登拝」の2文字。
それを見ながら「登ったぞー」という爽快感と、お山一周ができなかった敗北感と共に下山しました。
だんだんと登って来る人が増えてくる中、9時30分くらいになんとか奥の院まで戻ってくると、先ほどとはうって変わって大混雑!
もちろん本殿や参道にも人がいっぱいで、気ぜわしい境内です。
ということで、清々しい空気の中でゆっくりと伏見稲荷大社をお参りできるのは、早朝から8時ごろという結論に達しました。

もう少し体力をつけて、次回は必ずお山めぐりリベンジします。