今日は、別府の魅力を凝縮した施設 
「HAJIMARI BEPPU」さんに行ってきました。

公式インスタ記載の説明文を引用します。
湯のまち別府の文化に触れる”はじまり”となり、ワーケーションや滞在制作にも対応し暮らすように滞在できる宿。
喫茶やショップ、ライブラリーも併設しワークショップやイベントも行う新たな文化拠点です。

6部屋 (キッチン、洗濯機、温泉セット完備)
共同温泉チケット付
P13台
大分県別府市千代町5-1  ※引用:公式インスタより
1Fには別府のアーティストさんが作った作品を販売するショップやカフェがあります。

私が目にとまったのは、置いてあった古本です。かなりの掘り出し物がありました。
希少価値があり、amazonなどでは約5.000円くらいの値になっているものや、現在まで何度も改訂を重ねて長年販売されているも、その中で最も評価が高いバージョンの本等がありました。

置いてあるこれらの本が、販売されているかどうかは尋ねませんでした。
「もし販売されているならば、あっという間になくなってしまっているのでは?」と感じたからです。そのくらい価値があります。

あ、興味のある方は、HAJIMARI BEPPUにいらしたときに是非聞いてみてくださいね。

また、この1Fは、全体がライブが行われるホールとなっているようです。
さて、今日ここに来たのは、このライブの告知があったからです。
電子音楽(MIDI)、インプロヴィゼーションミュージック(始めて聞いた音楽ジュナルです)、レトロなラジオ機器を楽器にする演奏、そしてそれらの音楽と並行して(インスピレーション)を受けて大きなキャンバスに絵を描くというものでした。

YOUTUBE等でも動画がアップされていますが、これは実際に会場で聴いてみたりしないと伝わらないと思ったので、掲載はやめておきます。
どれも始めて触れる内容でした。
私自身が日頃、決まった音楽しか聴かないので「音楽とはここまで自由だったのか」と愕然としました。
勿論、今回のライブ内容は非常に良かったです。それは間違いありません。
ただ、音楽というものを、狭く考えすぎていたなと感じました。そう思うくらいどれも斬新でした。

また、「必要は発明の母」ということわざが思い浮かびました。

ラジオ機器を楽器とするアーティストさんは様々な地域の放送が入ってくる日本海側の出身で、ラジオ放送を聴くにはチューニングしなければならなかったようです。その中でラジオ機器の出す音声や、機器のボタンやレバーなどが出す音に気付いたようです。

また、絵を描くアーティストさんは病棟勤務の看護師さんです。
看護師さんに限らず、医療従事者の方は多種多様な趣味を持っている方が少なくありません。絵画、長距離マラソン、遠泳などをされている方もいます。

今回お会いした看護師さんは、キャリアを重ねていく中で「絵を描きたい」と思うようになったそうです。「絵を描きたいと思うのは、単なる欲求ではなく、絵に呼ばれているタイミング」とおっしゃっていました。これはまさに「言い得て妙」でしょう。

私も絵を描いていた時期(6~19歳まで)があったので、なんとなくわかります。
必要が独自を生む。その独自を積み上げて作品となる。
独自なアートとの出会いは、興味深いエピソードありきだなと感じました。

別府の街の面白さを知る第一歩として、HAJIMARI BEPPUさんはオススメです!