大分市美術館で展示されている「MINIATURE LIFE展ー田中達也 見立ての世界」。日常にあるありふれたモノを手作りして違うものに見立て、ジオラマの人形を置いた遊び心いっぱいのアートの世界を楽しむことができます。
2025年7月11日から9月23日まで開催されています。
これはサンドウィッチをロッククライミングに見立てているのでしょう。美味しそうなパンのつくりも精巧ですし、人間もユーモラスですよね。
ケチャップやスプーンを使って遊園地のようなシチュエーションにしています。色鮮やかでうきうきした雰囲気が伝わってきます。
ボタンを使った花畑ですね。こんな風にボタンを花に見立てることができるなんてびっくりです。お花見している人々がクラシカルな装いなのも世界観を際立たせています。
フランスパンを列車に見立てた駅!発想が突拍子もないですよねえ。でも駅の周辺を演出しているマグカップなどの食器が不思議と違和感がありません。
開催地である大分県の代表的な別府温泉も創作してくださっています。
大分名物のとり天を高崎山に、カボスを温泉に見立てています。高崎山のサルもしっかりいますね。大分県の特性を見立てて表現するなんてさすがです。

SNSでも人気のある田中達也さんですが、地域ならではの見立てを見ることができるのもこの特別展の特徴でしょう。

ぜひ、実物を見てみてください。