霊山護国神社には、多くの幕末の志士が眠っています。有名なのは、坂本龍馬の墓。近江屋で一緒に襲撃された中岡慎太郎の墓と並んでいます。
龍馬の墓の前は展望台になっており、京都の町を一望できる気持ちの良い場所。
長州藩士・桂小五郎(木戸孝允)の墓は、ここよりさらに高台にあります。明治初期まで生きて政治に関わり、その地位によって高い場所に墓が築かれたのでしょうか。
また、龍馬の妻・お龍は龍馬と添い遂げられなかったため、その墓は並んでいませんが、桂小五郎と妻・幾松の墓は隣り合っています。とても仲の良い夫婦だったそうですね。

しかし、一つだけ印象的だったのが、桂小五郎の墓の前は展望が開けていなかったこと。
展望台は、明治維新後の日本を生きることのできなかった龍馬への配慮なのかもしれません。

霊山護国神社の情報
京都市東山区清閑寺霊山町1
拝観時間:9:00~17:00