宇治神社は、平等院と宇治川を隔てた向かい側にある神社です。
宇治川にかかる朝霧橋から眺める鳥居は新緑に映えてとてもきれい。
鳥居をくぐって参道を進むと右わきにうさぎがモチーフとなった手水舎があります。

うさぎはあまり可愛いという感じではありませんが、きりっとした雰囲気で神様のお使いというイメージです。
参道先の石段を上がると拝殿「桐原殿」が見えます。

堂々とした美しい建物ですが、中はあまり見えませんでした。
拝殿の向こうには二の鳥居があり、石段を少し上ると中門・本殿があります。

宇治神社の御祭神は「菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)」で応神天皇の皇子です。
幼い頃より聡明だった皇子は、第三皇子だったにもかかわらず、次期天皇に指名されましたが、末弟である自分が皇太子にはなれないと辞退し、宇治に建てた離宮へ移り住みます。

でも兄のほうも皇太子の身分を受けず、このままでは国が乱れてしまうと悩んだ菟道稚郎子は自ら命を絶ってしまいました。

なんとも悲しい出来事ですが、のちに仁徳天皇として即位した兄が菟道稚郎子をお祀りしたことが宇治神社のはじまりです。
この菟道稚郎子が河内の国からの帰路で道を迷った時に振り返り振り返りしながら道案内をしたのが、一羽の兎。
また皇子の名の菟にもちなんで、宇治神社には「神使のみかえり兎」がいらっしゃいます。

本殿の周囲にも御朱印にもみかえり兎。
本殿の右にひっそりと願いうさぎが鎮座しているパワースポットもあります。
でも私は見逃してしまったので近いうちにリベンジ参拝をします。
宇治神社にお詣り*
— さえ (@petite_3e) 2015年2月8日
パワースポットのうさぎさん
みかえりうさぎおみくじ…姪っ子第一番大吉☆ pic.twitter.com/L2rLLFi9D5
宇治神社は、歩いてすぐのところにある宇治上神社とはもともと同じ神社で、宇治上神社の御祭神も菟道稚郎子、兎にちなんだお守りやおみくじもありますので、お参りするときは両方の神社を参拝することをおすすめします!
世界遺産の宇治上神社についてはまた次回紹介しますね。