兵庫県赤穂市加里屋、JR播州赤穂駅の南口から歩いて6分ほど。
みなと銀行の駐車場となりにある「息継ぎ広場」。

ここに、早水藤左衛門・萱野三平の両名が早かごで主君浅野内匠頭刃傷の凶報をもって江戸より駆けつけた際、この井戸で一息ついて城内の大石内蔵助邸へ入ったといわれている、通称「息継ぎ井戸」があります。

当時、3/14の夕刻に江戸を出発して早かごに揺られ、赤穂城下に着いたのは3/19の早朝。155里(約620km)の行程を4昼夜半という驚異的な速さでたどり着いたといわれているそうで、それはそれは喉もカラカラだったことでしょう。
目の前に見える赤穂城を前に、大事件を報告するのに一呼吸置くために喉を潤した貴重な井戸です。

井戸の中を覗くとこんな感じになっています。
観光客にも人気の場所ですが、忠臣蔵を求めて赤穂を訪れる忠臣蔵が好きな人はぜひ立ち寄るべき場所です。
隣には高さ4メートルのからくり時計「義士あんどん」が建っていて、毎時間からくり人形による忠臣蔵ストーリーがダイジェストで観られますよ。ぜひ合わせてご覧ください。