2025年4月から5月にかけて、福岡県立美術館で「鬼塚勝也ファイティングアート展」が開催されました。

鬼塚勝也さんは福岡県北九州市出身の元プロボクサー。80年代後半から90年代前半にかけて活躍し、WBA世界スーパーフライ級チャンピオンとして5度の王座防衛に成功。
当時のプロボクシング人気の一躍を担いました。
また俳優の片岡鶴太郎氏が鬼塚さんのマネージャーを務めていたことから、現在も両者は親交があることでも知られています。

鬼塚さんは引退後、福岡市内でボクシングジムを経営しながらアート活動を始めました。
ドローイングは一日も欠かさず続けており、会場はこれまで描かれたたくさんの絵で埋め尽くされていました。

複雑さがありながら、一方でどこか小さな子どもが素直な感性で描いたようにも見える鬼塚さんのアート。
その一枚一枚からは、確かになにか心に訴えてくるようなエネルギーを感じました。
リングを降りた後も表現の道をストイックに追求する鬼塚さんの魅力に興味を持たれた方は、ぜひこれまでの活動などもチェックしてみてくださいね。