2025年5月18日まで、『北鎌倉古民家ミュージアム』では鎌倉アート展2025が開催されています。
開催出展作家の一人は、2024年に亡くなった星野富弘(ほしの・とみひろ)氏。

中学教諭だった星野氏は、部活動の指導中の事故により頚椎を損傷し、四肢の自由を失いました。

絶望に打ちひしがれた星野氏ですが、入院生活を送りながら口で筆を咥え、字や絵の練習をし始めます。

そしていつしか、こんなに柔らかな絵と暖かな文字を描けるまでに。
今では国内外で展覧会が開催されています。
映像コーナーでは、イラストレーターみなみななみ氏による、星野富弘ストーリーが視聴できます。
5分間ほどの映像ですが、ハンカチ必携です。

ちなみにみなみななみ氏は、今回の展覧会の出展アーティストの1人。2階で作品が見られますよ^^
星野富弘氏の作品とともに、樹脂粘土で作ったお花も展示されています。

この写真は、富弘氏と母の姿です。
病床の富弘氏に寄り添い、画業を支え共に歩んだ母。

富弘氏の作品は、そんな偉大な母への想いが溢れています。
ミュージアムショップで、一番印象に残った作品のポストカードを購入しました。

「苺」の中に「母」という字がある・・・なんて素敵な発見なのでしょう。
母の日のプレゼントに添えようかな。

感受性に満ちた、星野富弘氏の作品群。
ぜひ、『北鎌倉古民家ミュージアム』に足を運び、その優しさに触れてみてください。