近年、歴史学の新たな視点から、坂本龍馬を見直す動きが進んでいます。
「本当に薩長同盟の仲介役だったのか？」
「実は過大評価されているのではないか？」
そんな疑問の声も目立つようになってきました。
そうした中、坂本龍馬の知られざる一面に迫ろうとする特別展が京都で開かれています。
その名も「真説 坂本龍馬展」。2025年2月から、京都・佛立ミュージアムで開催中です。
この展覧会は、龍馬の真実に真正面から向き合う内容となっています。
特に注目を集めているのが、坂本家10代目・坂本匡弘氏の全面協力により実現した、貴重な新発見資料の公開です。
今回の目玉となる、2017年1月に新たに発見された、坂本龍馬直筆の書簡。
そこには「新国家」という、非常に力強い言葉が記されています。
この一通の書簡からは、龍馬が単なる攘夷論者や調停役にとどまらず、日本の未来を明確に思い描いていたことがうかがえます。
佛立ミュージアムでこの書簡が実物展示されるのは、今回が初めてとなります。
坂本龍馬が思い描いた「新国家」。
それは単なる理想論ではなく、実現を目指した、具体的なビジョンでした。
この機会に、佛立ミュージアムを訪れ、龍馬が見つめた未来に触れてみてはいかがでしょうか。