春の京都、桜の季節になると、賀茂川のほとりで開かれる「鴨川茶店」というイベントがあります。
会場となるのは、京都市北区、賀茂川左岸の北山から北大路の間にかけて続く「半木の道(なからぎのみち)」。紅枝垂れ桜が見事に咲きそろうこの道は、桜の名所として知られています。

このイベントが開かれるのは、桜が見頃を迎える時期の土日、2日間限定です。毎年、春の訪れにあわせて、その年の開花状況を見ながら日程が決まります。

河川敷には、期間限定の茶店が登場し、訪れた人々に煎茶や花見団子がふるまわれます。
立ち止まって一服、桜を眺めながら過ごすひとときは、京都らしい穏やかな春の風景のひとつです。
立ち止まって一服、桜を眺めながら過ごすひとときは、京都らしい穏やかな春の風景のひとつです。

また、会場では琴や尺八の生演奏も行われ、和の音色が桜の景色をさらに引き立てます。
京都府内の特産品を紹介・販売するコーナーも設けられ、地域の魅力にふれる場としても親しまれています。
京都府内の特産品を紹介・販売するコーナーも設けられ、地域の魅力にふれる場としても親しまれています。
この催しは「鴨川を美しくする会」が主催しており、自然環境への関心を高める目的も込められています。
美しい景観を守りながら、春を楽しむという京都ならではの取り組みです。
美しい景観を守りながら、春を楽しむという京都ならではの取り組みです。
桜のトンネルを歩きながらお茶を味わう。京都ならではの季節の風景です。
旅行や散歩の途中、ふと立ち寄ってみるのもおすすめです。
旅行や散歩の途中、ふと立ち寄ってみるのもおすすめです。
