射水市の薬勝寺池公園を歩いた春の日。子どもと犬を連れての散歩はにぎやかで、少しだけハラハラするけれど、ふと顔を上げれば桜が空いっぱいに咲き誇っていて、そんな心配も忘れてしまいそうになるほどの絶景でした。自然豊かなこの場所は、春の訪れをまっすぐに感じられる、まさに「桜日和」なひとときでした。

園内には、「水辺の広場」をはじめ、桜の季節には一面が淡い花に染まる「桜の斜面」、子どもたちが思いきり遊べる遊具広場、そして家族でゆったり過ごせる芝生広場が広がっています。それらを繋ぐように、およそ330本ものソメイヨシノやヤエザクラが植えられているそうで、散策するたびにさまざまな桜の表情に出会えるのも魅力のひとつです。
今回は、「水辺の広場」からお散歩をスタート。池のほとりに咲く桜が水面に映りこみ、風に揺れるたびに景色がやさしく波立つようで、早くも心が癒されます。
そのまま歩みを進め、「桜の斜面」へとたどり着くと、そこにはまさに幻想的な光景が広がっていました。斜面一面に咲き誇る桜の中を歩いていると、まるで花の世界に迷い込んだかのような気分に。
下から見上げる桜と、斜面を登って見下ろす桜とでは印象がまるで異なり、何度も立ち止まってはその景色に見入ってしまいました。
最後は遊具広場へ。カラフルな遊具と満開の桜が重なり合う風景はとても華やかで、うちの子も思いきり楽しんでいました。春の光と桜に包まれて、親子ともに心がほっとゆるむような、そんなひとときでした。
ちなみに、薬勝寺池公園の桜以外の季節の楽しみ方については、別の記事でもご紹介しています。気になる方は、ぜひそちらもあわせてご覧くださいね。