春のやわらかな陽ざしに誘われて、朝いちばんに富山縣護国神社の蚤の市へ出かけました。
到着は9時前。川沿いの河川敷に車を停め、桜並木の道を歩いて神社へ向かいます。川沿いには、ちょうど満開を迎えた桜がずらりと咲き誇り、富山市の昔ながらの町並みによく映え、その景色だけでもどこか懐かしい、レトロな風情を感じさせてくれました。
境内に着くと、桜の季節の効果もあってか、いつも以上のにぎわい。
骨董品から手作りの美味しいものまで、バリエーション豊かな出展に、思わずあちこちと目移りしてしまいます。

最近は、器熱が再燃していて、アンティークの器が気になって仕方ありません。
境内の桜も見事で、社や鳥居の奥にのぞく薄紅色の花びらが、一層場の空気をやわらかく包み込んでくれていました。
それに、縫い物も少しずつ再開しはじめているので、手芸用品にもついつい目が…。

とはいえ、今日は2歳の息子も一緒だったので、じっくりと腰を据えて見るというよりは、彼の手元をヒヤヒヤ見守りつつの蚤の市散策。とくに陶器やガラスの前では冷や汗ものでしたが、それもまた、この春の良い思い出になってくれそうです。
そして今回の戦利品はというと……ちょっとマニアックですが、株式会社松田木材さんの木材端切れ詰め放題(300円)

無垢材の美しさと、ひとつひとつの形や木目の違いに魅せられながら、宝探し気分で袋に詰め込んできました。これからどんなふうに使おうか、想像をふくらませる時間も楽しみのひとつです。
ちなみに、護国神社の蚤の市についての詳しい情報や雰囲気は、以前の記事でもご紹介しています。気になる方はぜひそちらもご覧くださいね。