六孫王(ろくそんのう)神社は、平安時代中期の応和3年(963)に源経基(つねもと)をご祭神として創建された神社です。
源経基は、清和天皇の六男・貞純(さだずみ)親王の子であったことから、天皇の六男の孫=「六孫王」と呼ばれていました。

3月下旬から4月上旬、六孫王神社では参道両側に並ぶ桜が空をおおわんばかりに咲き誇り、見事な景色を見せてくれます。

境内中央には、基経が龍となって住んでいたという「神龍池」があります。

その池にかかる太鼓橋は「恋のかけ橋」と呼ばれていて、縁結びのご神徳があるとされています。

「恋のかけ橋」周辺も桜に覆われてとてもきれい。

こちらは境内北にある弁天堂前の桜です。そして…参道に並ぶ春日灯籠が灯る夕刻には、まるで夢のような景色が目の前に!
夜桜満開の六孫王神社🌸 pic.twitter.com/m1qwm1gUNG
— teru (@terusannnohibi) 2022年3月31日
桜が散り始めると、こんな楽しみも待っています。
春の置き土産。#京都 #神社 #桜 pic.twitter.com/aUGlZVwLZs
— 六孫王神社 (@rokuson_shrine) 2024年4月22日
六孫王神社では、ソメイヨシノの他に桃や梅、八重桜などが次々と咲いて春を彩ってくれます。

桜のシーズンが終わると、待っていたかのように藤の花が咲き始めます。
上品な紫の花が本殿を彩り、華やかな桜とはまた違った景色です。

藤の花の時期には、牡丹も見ごろを迎えます。
6月になると境内を囲むように咲くのは紫陽花です。

しっとりと咲く紫陽花は、紫やピンク、ブルーなど色とりどり。
額アジサイの可憐な姿も見られます。

春から夏にかけて、美しい景色が続く六孫王神社。東寺からも徒歩圏内ですが、参拝される方は比較的少なくまさに穴場といった感じ。
ゆっくりと桜を愛でるにはおすすめです!

六孫王神社の基本情報
- 住所 京都市南区壬生通八条角
- 電話 075-691-0310
- 境内自由
アクセス
- 最寄り駅 JR・近鉄・地下鉄「京都」徒歩約13分
- バス 「六孫王神社前」徒歩すぐ