輪島市河合町にある「やぶかぶれ」。併設されている「輪島KABULET(わじまかぶーれ)」は、輪島市内の空き家をリノベーションし、温泉や食事、レクリエーションなど、さまざまな機能を集めた複合施設。地域の人も観光客も利用できる場所として整備されています。

その一角にある「やぶかぶれ」を訪れました。夜営業していて、予約なしですぐにごはんが食べられる場所ということで、ふらっと立ち寄ってみました。
お蕎麦ができるまで、枝豆ナムルをいただきました。枝豆の風味にピリッとした辛さが加わり、おつまみにもなりそうな味わいです。
今回注文したのは、「谷内のいなりそば」。そばは細麺と太麺から選べます。温かいそばをいただくので、太麺を選びました。

そして、運ばれてきた丼を見て、まず目に入ったのが大きな油揚げです。
丼の上を覆うように、まん丸の大きなお揚げがどん!一般的ないなりそばで使われる油揚げとは少し違い、丸い形がとても印象的です。思わず写真だけでなく、動画にも残したくなるようなビジュアルでした。
見た目のインパクトはありますが、食べてみると、その味わいはとてもやさしいもの。甘みのある醤油ベースの出汁に、そばがよく馴染みます。

さらに、お揚げの甘みが加わることで、全体的にほっとするような味わいに。大きなお揚げは食べ応えもあり、そばと一緒に味わうと、しっかりお腹も満たされます。
そして、もう一つ印象に残ったのが、こちらのそばに使われているそば粉です。なんと、ブータンで育ったそばを使用しているのだそう。ブータンで育ったそばを、日本の輪島で味わう。輪島の夜に、遠く離れたブータンで育ったそばを食べていると思うと、ちょっと不思議な気持ちになります。太麺は温かい出汁ともよく合い、最後までつるりといただきました。
地域の空き家を活用した輪島KABULETという場所で、海外で育ったそばを使った一杯をいただく。そんな組み合わせも、このお店ならではの面白さかもしれません。
観光地で食べる料理というと、その土地ならではの豪華な海鮮や郷土料理を思い浮かべることも多いですが、旅先の夜に食べる温かいそばもいいものです。

大きな丸いお揚げがのった「谷内のいなりそば」は、見た目のインパクトがありながら、味わいはどこか落ち着く一杯でした。

夜の輪島で営業しているお店によっては予約が必要なお店もあるので、予約なしでふらっと立ち寄れるのはありがたいです。