西本宮エリアは、日吉大社の中心的役割を持つ場所で、山王鳥居からまっすぐに参道を上がった先にあります。
前記事最後に紹介した楼門をくぐると正面に拝殿、その奥には国宝に指定されている西本宮殿が見えます。
御祭神は、奈良の三輪山よりお迎えした大己貴神(おおなむちのかみ)で、国家鎮護の神としてお祀りされています。
楼門と拝殿も重要文化財に指定されていて、西本宮殿と同じ天正14年(1586)の造営です。
どことなくピーンと張りつめたような空気感に背筋が伸びます。
楼門にもいらっしゃった神猿さん、拝殿の奉納額にもいらっしゃいます。
もちろん、絵馬も可愛い神猿さんです。
少しホッとする感じ!
西本宮殿は「日吉造(ひえづくり)」という日吉大社独自の建築様式で、正面から見ると普通の入母屋造りに見えるのですが、後ろに回ると…。
屋根がバッサリと断ち切られたような形(縦破風)になっています。
いろいろな神社をお参りしてきましたが、初めて見る様式でじっくり観察しました。
神社の建物はどれも美しくて、素晴らしいのですが、また新しい発見をしたようでうれしかったです。
西本宮から東の門を出ると田心姫神(たごりひめのかみ)がお祀りされた宇佐宮と、菊理姫神(くくりひめのかみ)がお祀りされた白山宮が並んでいます。
こちらも重要文化財に指定されている建物で、静かな林道にしっとりとたたずんでいる景色がとてもきれいでした。
白山宮の脇には小さな滝があって、涼し気な水音が心も体も清めてくれるようです。
よ~く観察すると主だったお社の周囲には水が流れていることに気付きました。
これが結界になっているのではないでしょうか。
日吉大社は水に縁が深い神社といわれ、境内のどこにいても水のせせらぎが聞こえていました。
参道を東に進んでいくと、石段とその両側にお社がありました。
これは奥宮(牛尾宮・三宮)へ続く石段で、お社は奥宮まで登らない人のための遙拝所です。
奥宮へは往復約2kmで、傾斜のきつい山道の上最後に107段の急な階段があるそうです。
もちろん私は断念して、こちらで遙拝しました。
(下の写真は奥宮へお参りされた健脚の方が撮影されたものです)
次回は東本宮エリアを紹介します。
西本宮エリアとはまた異なった空気感の素敵な場所でした。
お楽しみに!












