広島県呉市にある「てつのくじら館」は、正式名称を「海上自衛隊呉史料館」といい、海上自衛隊の歴史や活動を紹介する施設です。
館の前に展示されている巨大な潜水艦が目印で、実際に使用されていた潜水艦「あきしお」の内部を見学できるのが大きな魅力。普段はなかなか目にすることのできない潜水艦の世界を、見て、感じて、学べる貴重なスポットです。しかも入館料は無料。大和ミュージアムとあわせて訪れたい、呉観光の人気スポットです。
館の屋外に展示されているのは、全長約76メートルの実物潜水艦「あきしお」。黒く堂々とした船体は迫力満点で、目の前に立つとその大きさに圧倒されます。
最大の見どころは、実際の潜水艦の内部に入れること。艦内には乗組員が使用していた設備や計器類が並び、限られた空間で任務にあたる乗組員の生活や、潜水艦ならではの構造を体感できます。通路や天井は狭く、普段の生活空間とはまったく違う世界。潜水艦の中でどのように過ごし、任務を遂行しているのか、想像を膨らませながら見学できます。
※内部の写真は撮影不可です。
館内の展示は、海上自衛隊の歴史や掃海活動、潜水艦の役割などが中心です。
2階では、海に残された機雷を取り除く「掃海」の活動について紹介。戦後の海の安全を守るために行われてきた活動や、掃海艇で使用される装備などを知ることができます。
普段は知る機会の少ない海の安全を守る仕事。その役割や技術に触れることで、海とともに歩んできた呉の歴史も、より身近に感じられて興味深いです。
3階では潜水艦の仕組みや活動について学べ、海上自衛隊の仕事への理解が深まります。
実際の食事の紹介の展示もあって、おもしろいですよ。
大和ミュージアムからも近く、2つの施設をあわせて巡れば、戦艦「大和」の歴史から現代の海上自衛隊の活動まで、呉の海事文化を幅広く知ることができます。
巨大な潜水艦に驚き、海を守る仕事に触れ、新たな発見に出合える「てつのくじら館」。呉を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。