佐世保市針尾中町。

車を走らせていると、ひときわ目を引く3本の高い塔が目に入ります。

初めて見た人なら、
「あれ、何の塔だろう?」
と思うのではないでしょうか。

この巨大な塔の正体は、「針尾送信所」。

正式には「旧佐世保無線電信所」といい、かつて旧日本海軍が建設した無線通信施設です。

大正時代に造られたこの3本の塔は、完成から100年以上が経った今も、佐世保の街を見守るようにそびえ立っています。

高さはなんと約136メートル。

近くまで行って見上げると、その大きさに思わず圧倒されます。

そして、この場所には、ただ大きな塔が残っているだけではありません。

佐世保の歴史、そして日本の近代史を語るうえでも重要な場所なんです。

1918年、建設が始まり、完成したのは1922年。

なんと、完成までに4年もの歳月がかかったそうです。

当時は、無線通信が軍事や外交において、とても重要な役割を担っていました。

特に佐世保は、旧日本海軍の重要な拠点。

そのため、この地に巨大な長波無線通信施設が建設されたのです。

そして驚くのは、その巨大な塔の内部です。

高さ約136メートルもある塔ですが、実は中は空洞になっています。

外から見ると、とても頑丈で巨大な一本の柱のように見えますが、内部には人が通れる空間があり、階段も設けられていました。
佐世保に長く住んでいますが、今回、初めて針尾送信所を見学しました。

いつも車の中から見ていた3本の巨大な塔。
近くで実際に見てみると、その大きさと迫力に圧倒されます。

そして、100年以上前に造られたという歴史を知ると、さらに驚きが増しました。

身近にありながら、まだまだ知らない佐世保の歴史があるんだなと感じた、貴重な見学になりました。
針尾送信所
住所:859-3452 長崎県佐世保市針尾中町
9時00分~16時00分
電話:0956582718